キャラカクテルを作ってもらいました

キャラカクテルがあまりにも推しカプの具現化すぎて衝撃を受けたので備忘録








キャラカクテルを作って頂いたのはbar真鎖夜さん(http://barmasaya.boy.jp/pg59.html)です。

今回私がオーダーしたのはヴァンガードGのクロ伊で、オーダーシートはこんな感じで出しました。

そして作ってもらったカクテルがこれです。

以下カクテルについて説明してもらったこと覚え書き。

グラスは大きくて薄はりのもの(氷も大きい)。大きさで二人の強さやしっかりしたところを表現。でも薄はりなので握ると壊れそうな繊細さもある。

上の水色の部分はクロノくんのイメージ。
アブソルートウォッカ→absolute=絶対的な という意味なところから、しっかりしているところを表現。またとても純度の高いウォッカで無色透明なので、たくさんのものに染まっていない子どもな部分も合わせて表している。
シャルルバノー ブルーキュラソー
→色彩の美しさに定評があり、「世界一の青」と言われたりするらしい………………(字面が良………) クロノくんの水色のイメージを表現。
下の赤は伊吹さんのイメージ。
ワイルドベリー→ワイルドという言葉から伊吹さんの強いところを表現。一方でアルコールが含まれてないので、上のクロノ側と混ざることで完成される。
真ん中に空間を入れることで、二人が段々と時間をかけてわかり合っていくところを表現。
また、パールのついたマドラーで、クロ伊のイメージである冬を表現している。


このカクテルを作ってもらって、前に何かの小説で、カクテルはひとつのお話っていう文章があったなって思い出した。これはこういうことだったのかって、身をもって体験した…これは完成された一冊の同人誌だった… 完璧に起承転結があった…。
最初の一口から最後の一滴まで、飲みながらヴァンガードGを最初から見直してクロ伊がどういう風にお互いを知っていったのかをずっと追いかけた様な気持ちになった。
説明の通り、クロノくん側にアルコールが入っていて伊吹さん側のリキュールにはないから、混ぜて飲むんだけど、もうめっちゃ混ざらないんですよ………………………(多分アルコール度数の違いとかが原因なのかな。そもそもグラスが大きいのと二色の間の空間が大きい。これ視覚でもクロ伊を感じる。)それで氷が大きいんで混ぜてる時めっちゃ音がなる……………………………………… これ、二人がぶつかり合いながらわかり合う過程だ…って本当に頭抱えた… でも混ざったら完全に一色になるんですよ…

それで、混ぜたのを飲むと一瞬炭酸がきて、なんか不思議な味がする。二つの味がそれぞれ主張が強めだから、混ぜると面白い感じになる… でも美味しくて(バーテンダーさんは本当に凄い)、ベリーが入ってるから甘味を感じるんだけど、後味に少し苦味が残るという、もう味覚全体でクロ伊を感じて飲む度に悶えた…。それでグラスが大きいから量が多くて飲むのに時間がかかる(味も個性的なので)のもめちゃくちゃクロ伊だし、混ぜながら飲んでるんだけどベリーリキュールが重めだから段々下にいってたみたいで最後に行く程甘味が強くなったんですよ。凄くないですか、この過程…もうクロ伊が好きな方には本当に分かって頂けるとと思うんですけど、最後ずっとこれは運命という名の呪い…ってうわ言の様に呟きながら飲みました。運命という名の呪いが物理で飲めると思わなかった。喉越しで感じられるなんて………。
氷が大きいから全然溶けなくて、最後飲み干す時に大きな音を立てるのも、もう本当にクロ伊。これしか言えない。

もはや飲み終わったグラスからもクロ伊を感じる。

改めてオーダーシートを見返すと、私が書いた中から的確にツボを押さえて、全部の要素を中身はもちろんグラスとかマドラーとか氷まで(凄い…)で形にして頂いてるのが分かる。それで味もきちんと美味しくて本当に本当に凄い。シートを書いてる時にバーテンダーさんが、ヴァンガードを知っているので基本的な情報はなくても大丈夫ですよって言ってくれたので、自分の好きポイントだけ書いたんですけど、何というか本当にその情報だけを汲み取ってもらったんだな…って思って… 元から知ってるからこそのご自身の持ってるイメージとか一切感じられないのが、私は凄いなと思って。プロのお仕事に触れた。

楽しかったし、自分の解釈が味覚から流れ込むのとても不思議な体験だった。バーテンダーさん本当にありがとうございました… また行きたい。


全然関係なく、一杯めに自分の好みの味から作ってもらったアメリカンレモネードがもはやクロ伊だった。