4月17日

舞台の感想など。




















こどもの一生観ました。
久しぶりの芸劇で最前列で、何とも贅沢な時間だった。
コメディホラーとして題目を何回か目にしていて、観てみたいなあと思ってたこの舞台、主演が光くんなんて!!!あまりに私得すぎると思って速攻で申し込み、その後主演が聡ちゃんになり、本当にどこまでも私得…と複雑な気持ちだったけど、楽しかった。
最初からどこかずっと不穏な空気で、後半は怖くて先が見えなくて最早早く終わって欲しいとすら思ってしまったけど、同時にこれが舞台だなあと思って高揚していた。なんかみんな演じているのが本当に楽しそうだなと思って。もちろんみんな演技をしていて演じているキャラクターとしての感情が伝わるんだけど、それと同時になんかめちゃくちゃ楽しそう…と思った。パンフのインタビューで、「演じている中に演者のパーソナルな部分が透けてみえることが、みている人にとっておもしろいのではないか」って答えてる方がいたんだけど、私が感じたのもちょっと似てたのかなあと思う。演者みんながキャラクターそのものに見えたり、演じてて楽しそうだなあと中の人が透けて見えたりして、その事が面白かった。
舞台って、舞台の生の雰囲気がストレートにこちらにくるから、言葉に表しきれない色んな情報がわーっと来て、色んな部分が揺さぶられて訳わかんなくなるんだよね。普段の生活では刺激されない、普通に生活しているだけでは押す事のできないよく分かんない部分が押されるというか。普段閉じてる色んな所の隙間に何かが流れ込んでくる様な感じがある。それが必ずしも楽しい面白いっていうプラスの感情だけではないんだけど、どういうものにしろ自分の感情が動かされるから高揚する。
もちろんそういうのを感じられず、よく分かんなかったなあで終わっちゃう舞台もあるし、途中までつまらなかったのに最後でもの凄く心を揺さぶられた舞台もあるけど。なまものだから、受け取る私のコンディションや演出や演者との相性もあるんだろうなあと思うし、だから何回も観てみたいなあと思うし、演じている方もきっと何回やっても飽きないんだろうなあと思う。

そして主演の聡ちゃん、とっても良かった。素直でまっすぐな演技で、本人の何を知っている訳ではないけど、全体的にとても真っ直ぐさと優しさがある舞台だったと感じて、それは聡ちゃんが座長だからなのかなあと思ったりした。挨拶の時も仕草ひとつひとつが本当に優しくて、なんかあんなにストレートに優しさや思慮深さが伝わる人いるかなあ…と思った。きっと色々な事を感じ取るのも人一倍強そうで、それでもこうして代役の主演をしっかりと演じ切って、本当に尊敬する。
そして同時に、光くんだったらまた全然違った柿沼、全然違う雰囲気の舞台になったんだろうなとも思った。それも本当に見てみたかった。帰り道、聡ちゃんの柿沼と光くんだったらこうだったんだろうか…という柿沼をずっと考えてた。もしリベンジがあるなら是非見たいし、この題目じゃなくても光くんの演技をみたい。そして聡ちゃんの演技ももっとみたい。

こどもの一生を観て、今年度はたくさんエンタメに触れたいなと思った。演じるっておもしろいなあ…凄いなあと改めて感じて。舞台はもちろん、映画やドラマもたくさんみたくて、色んなものに登録したり環境整えてる。そしてなるべく感想を言語化して残せたらいいな。